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高岡城関係資料 越中高岡古城図「大図」


越中高岡古城図「大図」

 【年代】
 【法量】タテ58.0p×ヨコ86.5p
 【材質】紙本墨書
 【所蔵】金沢市立玉川図書館 近世史料館(加越能文庫)



 本図は、「高岡城之図」(No.1)の上段図、つまり宝暦14年(1764)3月から安永9年(1780)8月6日までの長期にわたり高岡町奉行を務めた小川八左衛門安村の作成図と系統を同じくするものである。
 「小川作成図」の特徴として、土塁の詳細な描きこみを挙げることができるが、本図もその例に漏れず土塁を描いている。

 しかし本図を、「高岡城之図」上段図と比較すると土居の高さ及び上部平坦面(ナラシ)、坂道記号や、城外の書込みに手抜きが見られるなど、得られる情報は「高岡城之図」上段図の方がより多いといえる。
 がまたまたしかし、だからといって本図には他図に見られない極めて興味深い情報も得られるのである。
 それは鍛冶丸と明き丸の間の水濠(枡形濠)中に井戸のマークが3つも描かれていることである。水中に井戸!?と思うが、もしかしたら湧水点なのであろうか。たしかにこの枡形濠には「龍女お光」の伝説がある程に、古くから湧き水があり、一度も涸れたことがないとはいわれていたが、その地点を具体的に示したのはおそらく本図のみではなかろうか。
 またさらに現存していないが、本図の二の丸(本図には「ニ之郭」)中央にも井戸がみられる。たしかにここには築城時には鈴木権之助の屋敷があったとされるので、井戸はあってもおかしくはない。






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原本作成日:2003年5月21日;更新日:2015年3月28日