高岡城関係資料 越中高岡古城図「小図」![]() 【年代】 【法量】タテ39.0p×ヨコ49.0p 【材質】紙本淡彩 【所蔵】金沢市立玉川図書館 近世史料館(加越能文庫) 外の高岡城絵図や、現状の高岡古城公園と見比べてみても、曲輪の大きさや形、また堀の形など大幅な相違が認められる。 書込みは極めて少なく、方角(実際とは45度ずれている)と、大手口に「追手(=大手と同義)」とあるのみである。 本図で最も特徴的な点は、小竹藪は描かれておらず、本丸より大きな三の丸の北に小さな曲輪が独立してある点(この曲輪は何丸というのだろう?)であろう。 「多可遠哥(たかおか)城図」(No.5)は本図と唯一の同系のものだが、そちらは粗く描かれた印象を受け、彩色もない。それに対し本図は、定規で直線をきっちり書き、そして彩色されており、土塁の太墨線もみられる。従って「多可遠哥(たかおか)城図」は本図の「下書」のような印象を受ける。しかし、この2図の相関関係は不明である。 このホームページ内の内容、画像の二次利用は固くお断りします。 原本作成日:2003年5月21日;更新日:2015年3月28日 |