高岡市立博物館では、郷土・高岡の歴史・民俗資料をはじめ、銅器や漆器などの伝統産業に係わる資料、郷土美術関係などの資料を収集しています(詳しくはこちら)。
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◎以下では、当館が収蔵している主な資料を一部紹介しています。
【歴史資料】
・前田利長書状 高岡鋳物産業の発祥を示す。高岡市指定文化財。
・戸出野開御印状 高岡市戸出地区の発祥を示す。高岡市指定文化財。
・瑞龍寺仏殿鉛瓦 国宝・瑞龍寺仏殿の鉛製の軒丸瓦。厚さは約3mm。
・「御宿天野屋伝兵衛家見取図」 江戸時代を通して高岡の有力町人で「御本陣」(藩主の旅館)を務めた、天野屋(服部家)の見取図。
・越中国射水郡高岡町全図 明治8年の高岡町図。江戸時代の姿をほぼ伝えている。
・高岡公園指定請願書(案) 高岡城跡を公園に指定を申請した書類。現在の公園設備の構想が既に描かれていた。
・「越中国射水郡全図」 勤皇の志士・逸見文九郎の実弟で、郷土史家の川上三六が著した『射水通覧』の附属図。
・『高岡銅工ニ答フル書』 高岡出身の美術商・林忠正(1853-1906)著。高岡銅器業界に対して世界的視野からの助言。
・射水郡上関村肝煎家文書 加賀藩の平均的な村の姿を示す文書群。
・戦時下資料 戦中の世相を示す、代用品などの「銃後」を支えた人々の各種生活資料。
・高岡産業博覧会資料 昭和26年に高岡古城公園で開催された戦後復興の博覧会資料。
・高峰譲吉関係資料 「タカヂアスターゼ」を発明した世界的化学者・高峰譲吉(1854-1922)の関係資料。寄託資料(高峰譲吉博士顕彰会所蔵)。
・高岡鋳物師・高森家関係資料 高岡金屋町の有力な鋳物師の一人、高森久右衛門家の隆盛を示す貴重な資料群。寄託資料(高森克明氏所蔵)
・越中国高岡/関野神社祭礼繁昌略図附録 母衣武者に先導された高岡御車山祭りの行列が描かれた木版画。明治16年。
・清都家測量器具等関係資料 江戸時代後期の測量及び地図作成の器具類。富山県指定文化財。
・海軍報国号献納飛行機関係資料 昭和19年、高岡市の荒野権四郎氏が10万円を軍用機代として献納。
・徳川家康書状(北条氏規宛) 天正13年(1585)11月28日付。真田昌幸の信州上田城攻めの際、協力してくれた北条氏への礼状。重臣の石川数正が秀吉のもとに出奔するも、平静を装う家康。『大日本史料』収録史料。
・年未詳5月1日付徳川秀忠書状(前田利長宛) 将軍秀忠利長に宛てた居城普請(高岡築城)を正式に許可した書状。『加賀藩史料』、『大日本史料』等には掲載がなく、新発見史料とみられる。
【民俗資料】
・渾天儀(こんてんぎ) 全国的にも貴重な天体観測用具。高岡の彫金・漆工職人による制作。高岡市指定文化財。
・富山土人形 江戸後期からの歴史を持つ富山藩の郷土玩具。天神様、お雛様など各種土人形。
・全国の郷土玩具 土、紙、木など各種の素材で作られた、全国各地方特産の郷土玩具。
・商家資料 明治から大正期の高岡商家の引札や帳場関係の資料。
・引札「佐渡養順・金子恕謙」 木版の多色刷りチラシ。佐渡家、金子家ともに江戸時代から続く高岡町医者。
・新案 高岡商店双六 大正初期の高岡の各種商店の宣伝を兼ねた双六。
【産業資料】
・高岡銅器製作工程資料 高岡銅器の代表的な4つの鋳造技法(蝋型・焼型・双型・生型)の工程パネル、標本など。
・高岡銅器彫金用具 鏨(たがね)や象嵌用具類。
・銅器下図 下図は作品の細かい指示を記した設計図。現在当館には銅器問屋の金森家・角羽家・定塚家など、明治から昭和前期頃までの下図類。
・銅器問屋角羽家関係資料 幕末に横浜に進出し、国内外の博覧会などで高岡銅器の名声を高めた角羽家の貴重な資料群。
・博覧会等證状・メダル類 角羽勘左衛門、金森宗七、白崎善平、関澤卯一、喜多孫八らが各種の博覧会で受賞した證状・メダル類)
・高岡漆器製作工程資料 伝統産業・高岡漆器の主要な技法(勇助塗・青貝塗・彫刻塗)の標本。
・高岡漆器製作道具 各種の技法で使用される製作道具類。
・高岡捺染・笹原文次関係資料 高岡捺染の父・笹原文次関係の資料。
・高岡彫刻塗「二匹鯛」 明治期デザインの指導者・納富介次郎の図案、高岡彫刻塗の名工・村上九郎作の彫刻。
【美術資料】
・鍛鉄地竹虎文金銀象嵌鍔 安川乾清作。高岡市指定文化財。
・金象嵌三階松文二所物 高岡彫金の祖・安川乾清の刀装具。
・花鳥文金銀象嵌花瓶 関義平(1857-1923)作。「大日本」銘があり、明治前期の輸出向け作品と思われる。
・蝋型鋳造額面「魁星」 2代須賀松園(1898-1979)作。
・「網代錆絵四君子器局」 2代石井勇助の弟・勇介(1851-1925)作。
・朱草花文菓子取 元禄年間、高岡で活躍した漆器の名工・ぬしや八兵衛の作。
・擬堆黒総盆 明和年間、高岡に堆朱(黒)、存星など中国の技法を伝えたという辻丹楓(圃)作と伝えられる。
・紙本著色高岡御車山祭礼行列絵巻屏風 江戸後期に描かれたとみられる高岡御車山祭最古の絵画。7基の曳山と18世紀の約60年間だけ存在した、幻の坂下町「太神楽山」も描かれている貴重な資料。
・「山水六景詩画屏風」 高岡町奉行も務めた才人・寺島應養(蔵人)筆。
・「人物十二ヶ月図屏風」 高岡初の専門絵師といわれる堀川敬周(1789頃〜1858)筆。天保4年(1833)。六曲一双。
・「高岡町奉行肖像」 堀川敬周筆。天保11年(1840)。
・前田利家桶狭間凱旋図 追放中の利家が信長の勘気を解こうと桶狭間で奮戦した様子。
・「海陸戦闘図」 久保田米僊(1852-1906)筆。日清戦争の様子を描いた対幅。
・筏井竹の門自画像 俳画人・筏井竹の門(1871-1925)筆の消息文。
・高岡市鳥瞰図 大正の広重・吉田初三郎筆。高岡を中心に広い範囲がパノラマで展開。昭和7年。
・山岡鉄舟筆《国泰寺奉納千双屏風》 明治12〜14年頃、高岡市を代表する古刹・国泰寺の荒廃を救おうと鉄舟が大量に揮毫・奉納した、いわゆる「千双屏風」。
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原本作成日:2002年7月1日;更新日:2024年10月16日
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