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戸出野開御印状  トイデノビラキ ゴインジョウ


戸出野開御印状

縦20.0cm × 横111.5cm
元和3年(1617)11月1日付。
紙本墨書


 加賀藩重臣の横山長知と本多政重より、中条村(現・砺波市下中条)十村・川合又右衛門に宛てられた書状。新村立て、戸出野開墾、市立てを許可した御印状(3代藩主・利常の印)である。高岡市戸出地区の発祥を示す貴重な史料である。
 翌年の元和4年(1618)の「新開地検状」(川合文書)によれば「灯油田(戸出の古い表記)新村又右衛門」とあり、既に16町4反半56歩が開墾されていることからみて、又右衛門が以前から綿密な計画をたてていたことが分かる。
 また寛永17年(1640)の記録によると、月6回の市が開かれており、大いに栄えていたようである。
 高岡市指定文化財。





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原本作成日:2002年7月1日;更新日:2015年3月28日